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詩と音楽・8


はじめは青山潤三氏の写真と散文です。


ブナ

写真はブナ
この5年間、国内では屋久島や沖縄の南西諸島、それに中国をはじめとする国外でずっと撮影を続けてきた。その間、日本本土での撮影は、たったの2日。3年前の5月はじめ、残雪の白馬岳山麓での一両日だけである。本気で撮影に来たのではない。中国から戻って、3日後の台湾行きの安売りチケットを購入しようと思っていたら、連休で窓口はお休み。時間つぶしに、信州のブナ林までやって来たわけである。季節が、交差しつつ移ろってゆく。くやしいけれど、いまさらながら日本の自然の素晴らしさを再認識せざるを得ない。まだ分厚い根まわりの雪の塊と、見上げる樹冠のきらめく若葉。晴れた日の、雪解け前のブナの林内ほど気持ちの好い空間を、私は他に知らない。



次は三 角さんの詩です。

物語


詩 三 角
曲 AYAKO

そこに森があったなら
そちらとこちら
諍(いさか)うひと 求めあうひと
ながい物語が 綴(つづ)られる

そこには川があったので
そちらはそちら
戦(いくさ)に倒れ 病(やまい)に倒れ
いのちはいったい誰のもの

たがいに橋をかけたのに
そちらもこちらも
病は広がり 戦に塗(まみ)れ
残されたものは落ちた橋

もっと強い力が要(い)りようか
弱いものは 川に流すか

そこに言葉があったので
愛する 憎む
反対の反対は愛? 憎しみ?
その反対のその反対

もっと強い愛が必要か
愛せぬものは 川に流すか

そこに森があったので
残った者らは
ただしい言葉 いとおしい言葉
ながい物語を 紡(つむ)ぎあう

慈(いつく)しむ言葉 しなやかな言葉
新しい物語を 紡ぎあう



[ココをクリックすると曲が鳴ります]
とても心地よいリズムの詩でした。迷うことなく、まだ生まれていなかった古き時代の日本の風景が浮かんできました。出雲阿国になったつもりで、歌っています。そのうち振りも付けてみようかな。。。





いかがでしたでしょうか。
次のぺージは9曲目の「口笛を吹いている」です。

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