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詩と音楽・20


はじめは青山潤三氏の写真と散文です。

カタウバシャクナゲ(テネシー州)
画像はカタウバシャクナゲ(テネシー州)
北米東部の、アパラチア山脈は、最高峰で2000m少し。4000mを超す、ロッキーや西海岸の山々に比べれば、スケールは断然小さいと言えます。でも、なぜか生物相は、日本のそれと生き写しなのです。 ブナ、カエデ、モミの木、カンアオイ、、、、。深い緑の広葉樹林に生える植物の、そのどれもが、日本に生える種の兄弟姉妹といえる間柄。シャクナゲもまた日本産の種によく似ています。屋久島の山上のヤクシマシャクナゲにそっくりな、山頂の群落の撮影を目論んでいたのですが、ほんの僅かに時期が早くて、撮影は叶いませんでした。でもって、麓の町中で、一足先に咲いていた植栽株を撮影。 僕のポリシーでは、人の手で植えられたものには、何らかの意味がない限り、原則としてカメラを向けません。これは、マクドナルドの店内から、窓ガラス越しに写したもの。そのような意味をもって写した写真、という、本人以外には、どうでも良さそうな"訳あり"写真なのです。



次は、三 角さんの詩です。

桜、風

桜色の風が吹き過ぎる
時とあなたをつないで
思い出とあなたを結んで

桜色の風が見えた日から
僕はさがしてる
うっかりどこかに残していった
天使たちの足跡を

足跡をたどれば いつかあの時の
あなたに出会う気がする
そう いつか あの場所で

気がついたら別れてた
愛のせいにした
そう いつか あの場所で
梢の先に 桜色の風が見えた日に

☆そういえば、桜、風というのも、春のイメージです。
桜色の風って、どんな風だろう。当然桜吹雪がイメージされるのですが、満開の桜が舞い落ちる様は、まさに狂気の世界。この詩は満開の桜というより、1本の木の桜が散ってきた様子だと思います。
それは遠い日の、なつかしくも、せつない失恋の思い出に繋がっている。


[ココをクリックすると曲が鳴ります]
☆この曲は日本的なメロディーにしてみました。わりと歌いやすいと思います。
☆クラリネットの音が、歌う部分のメロディーです。

桜、風1

桜、風2


いかがでしたでしょうか。
次は21、「旅する案山子男」です。

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