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詩と音楽・21


はじめは青山潤三氏の写真と散文です。

ヌマスギ(テネシー州)
画像はヌマスギ(テネシー州)
ミシシッピー川のほとり、テネシー州西端に位置するメンフィスは、(僕の先入観とは反対に)とても感じの良い町でした。日本産のハンゲショウという植物の、唯一の近縁属の種"トカゲの尻尾"が、北米東部の湿地に生えていると聞き、2日間タクシーをチャーターして、探し求めていたのです。白人の運転手氏は、僕より一つ年上の、1947年生まれ。広島・長崎の原爆投下は、日本に申し訳ないことをした、私から謝らせて下さい。この町の誇りは、エルヴィスにロックンロールにR&B。チャック・ベリーは最高に素敵だね!B.B.キングの音楽カフェもあるから、ぜひ夜に行ってきなよ。ここいら辺は黒人の住居地だから、風紀が良くなくて、、、とか、道すがら説明してくれていたのだけれど、こと音楽となれば別らしいのです。結局"トカゲの尻尾"は見つけられなかったけれど、それに匹敵する副産物の撮影に成功。日本を代表する一属一種の植物"スギ"に、最も近縁の植物が、この"ヌマスギ"です。こちらも『屋久島・樹と岩と水の島』181頁に、同じ写真を紹介しています。偶然とはいえ、不思議ですね。



次は、三 角さんの詩です。

旅する案山子男

俺のこころに谺(こだま)する
むかし失くした言葉とか
夢とか恋とか明日とか
隙間風の季節とか
星も見えない夜だとか
歌にならない歌だとか
さびしいくせに一人とか
そんな俺にであったら
キッスのひとつも投げてくれ

街から街へ旅をして
どこかで迷子になったとか
それでもどこかに愛だとか
おしゃべりばかりの女とか
野暮で無口な案山子(かかし)とか
宛て名の書けない手紙とか
後ろ姿にサヨナラだとか
そんな俺にであったら
ビンタのひとつも分けてくれ

旅する俺にであったら


☆三 角さんに「作詞」を依頼しました。その第1作が、この「旅する案山子男」です。案山子男という題名がすっかり気に入りました。
野暮で無口な案山子(かかし)とかという歌詞が出てくるのですが、ここがとっても好きです。
ロバート・ウェストールの「かかし」も怖いお話だったし、「案山子男」もホラーだそうで、案山子って、ひょうきんなのに、何で怖い話に登場するのかな。
この「旅する案山子男」はちょっと今までと違うイメージだと思います。


[ココをクリックすると曲が鳴ります]
☆クラリネットの音が、歌う部分のメロディーです。

旅する案山子男1

旅する案山子男2


いかがでしたでしょうか。
それでは皆さん、次回をお楽しみに。

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