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詩と音楽・23


はじめは青山潤三氏の写真と散文です。

セミ(蝉)の中国名は、「知了」
セミ(蝉)の中国名は、「知了」である。
ツーリャオ!ツーリャオ!ツーリャオ!ツーリャオ!ツーリャオ!ツーリャオ!ツーリャオ!
と鳴いているわけだ。
知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!知了!
種によって鳴き声が違うのだから、全部"ツーリャオ"ってことはないだろう、と言うけれども、
知ってるよ!知ってるよ!知ってるよ!知ってるよ!知ってるよ!知ってるよ!知ってるよ!
了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!了解!
わかってらい!わかってらい!わかってらい!わかってらい!わかってらい!わかってらい!
と、様々な声で鳴いていると思えばよいわけだ。
英語圏のセミは、
I understand!I understand!I understand!I understand!I understand!I understand!
それとも、
I know!I know!I know!I know!I know!I know!I know!I know!I know!I know!
と鳴いているんだろうな、きっと。

ちなみに、「知了」とほぼ同義の言葉に、「明白(ミンパイ)」がある。
さしずめ、ミンミンゼミは、
明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!明白!
ミンパイ!ミンパイ!ミンパイ!ミンパイ!ミンパイ!ミンパイ!ミンパイ!ミンパイ!

と鳴いているのであろう。

写真は、中国雲南省最北部、白馬雪山山麓で発見した、ミンミンゼミの"祖先"種。



次は、三 角さんの詩とイラストです。
イラストはこちらでごらんになれます。

蝉時雨終わるまで

作詞 三 角・ 作曲 AYAKO

缶ビールを一つ
赤い電車を待ちながら
カーブの向こうは海
陽が沈んでく海の町
夏はなんどもやってきた
髪形変えて歩き方が変わり
電話待つこともなくなって
カーブの向こうに蝉時雨

缶ビール二本目
赤い電車をやり過ごし
季節の向こうは海
夕やけ消えた海の町
暑くて短い夏だった
下りのホームに階段を渡り
胸ポケットに折れた切符
夜の底にも蝉時雨

蝉時雨終わるころ
空っぽ電車の足元に
並んだ空き缶の歌
鼻歌混じりに夜明けまで
風の色も変わってた
名前のない街が消えていき
ガラスの向こうにも一人
蝉時雨終わるまで

[ココをクリックすると曲が鳴ります]

☆私の曲は、同じようなメロディー、リズム、伴奏で、続けて聴いたら、飽きてしまうと、トクチャンに言われて、次回の曲は、もう少し、違う和音を使ったり、新しい曲作りの製作中なのですが、「蝉時雨終わるまで」は今までのパターン最後の曲になるかもしれません。
三 角さんの、情景描写、夕日の沈んでいく海の街、缶ビール片手にプラットホームに佇む一人の女、という風景。
しかし、現実的には、女が一人で缶ビールを飲むかな?胸ポケットに切符を入れたりするかな?と女性の私は思ってしまう。どちらかというと中性的な人物像が浮かび上がってくる、とても不思議な魅力があるのです。
そういう具体的な描写は考えないことにして、ひたすら缶ビールと、電車のホーム、男と別れた女の孤独、ある種の排他的な雰囲気の漂うこの詩がとても気に入りました。私の曲、どうでしょうか。うまく溶け込んでいれば合格ですが。



蝉時雨終わるまで

蝉時雨終わるまで2


いかがでしたでしょうか。
それでは皆さん、次回をお楽しみに。

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