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はじめに
久しぶりに、新しい部屋を作ることになりました。
今度の部屋は「詩と音楽」の部屋です。
三 角(詩)、AYAKO(曲)、青山潤三(写真と散文)の3人のコラボレーションの世界です。
三 角さんの詩はポエムの詩で、いわゆる音楽のための作詞ではなく、独立した詩です。それに、私が勝手に曲をつけて出来上がった作品をお届けする企画です。
皆さんはまず初めに、詩だけを読んで、味わってください。その後、私が付けた曲を聴いていただくと、皆さんの詩から受けたイメージと、私の曲をつけたイメージのギャップを楽しむ?ことができます。
今回の詩は「三 角」さんの作品で、14編の連作の恋の詩です。その中から、3編ほど、曲をつけてみました。
14編の詩はすべて、14行(ソネットとういう種類だそうです)で、出来ています。従って、曲も通常の曲より、短い曲です。
「三 角」さんは、詩ができると、よく私のところに送ってくれるのですが、恋の詩を送ってきたのは、初めてでした。最初読んだときに、詩の中に出てくる「あなた」に嫉妬しましたが、とても美しい詩だったので曲をつけてみたくなりました。詩の言葉に添って、メロディーを置いていきました。はじめての作曲法でした。
私は作曲は全くの素人で、作り方もよくわかっていないので、和声や音楽の約束事を完全無視です。音楽の先生方、気がついたことがあったら、アドバイスをお願いします。
そうしてできた1曲目が「KHに」という曲です。KHというのは、たぶん「三 角」さんが恋をした女性のイニシャルです。
前置きが長くなりましたが、それでは皆さん、「KHに」をご観賞ください。
KHに
詩 三 角
曲 AYAKO
二度目の夏はどんな顔をして。
おだやかに微笑んで?
しかめっ面で不機嫌な?
あざやかな風のようであろうか
息絶える獣のようであるか
あなたの乾いた腕にふれる
あなたの吐息に足を止める うつむいて
二度目の夏は
木々の陰を濃くして
あなたの黒髪をほどき
洗いざらしの布に横たえ
重い 海の揺らぎのような
まぶたの奥の闇へ誘うのだ
深い闇を重ねて。
[ココをクリックすると曲が鳴ります]
今度は私の曲を聞いて、詩の言葉を置いてみてください。
下に簡単な楽譜を用意しましたので、そちらを見ながら聞くと、口ずさむことができます。
曲のイメージとしては、ボサノバ風に作ったのですが、出来上がってみると、クラシックな気がします。
MIDIだと、軽くなってしまいますが、ピアノの弾き語りで歌うと、深みがあって、とてもいいのです。私の声はこの音より2度くらい低いです。生歌をお聞かせできないのが残念。


いかがでしたでしょうか。
もう一人の仲間を紹介します。動植物写真家の青山潤三氏です。初めて青山氏の写真を拝見したとき、「仲間だ!」と感じました。
それは人間としてというよりも、動物の勘のような感覚でした。今こうして、現実に仲間になっていただけたことが、夢のようです。
この部屋では、青山氏の写真に、散文を書いていただいて、[ 写真+散文 ] が青山氏の詩の世界です。
どうぞお楽しみください。
朝の光に浮かぶ紺碧のウォーターテラスは荘厳としか言いようのない美しさだ。
6年前の初探訪時に比べ観光客は増えてはいたが、まだ今ほどは多くはなかった。
(中国:四川省)黄龍渓谷−松藩[泊]
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