このページは、音符は読めないけど、キーボード(ピアノ)を弾いてみたい方必見です。 このページは、1月に1回(毎月末)更新されます。初めての方は、レッスン1から、はじめてください。

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作曲者の紹介

Yohann Pachelbel(ヨハン・パッヘルベル)は1653年、ドイツのニュールンベルクに生まれました。バロック時代の音楽家ですが、バッハよりも30年ほど前に生まれています。1673年にウイーンのシュテファン大聖堂の次席オルガン奏者になり、1678年にはニュールンベルクの聖ゼヴァルドウス教会のオルガン奏者になっています。
代表作は「カノンとジーグ、ニ長調」のカノンを取り上げた「パッヘルベルのカノン

曲について

前回のレッスンで取り上げたエルメンライヒの代表作が「つむぎ歌」1曲だけだったように、パッヘルベルの代表作も「パッヘルベルのカノン」1曲だけです。この曲はポピュラーな曲でとてもバロック時代の曲とは思えない新鮮さがあります。パイヤールの華やかな演奏によって、クリスマスの曲にふさわしい気品と華麗さをかもしだしているのが、人気に繋がったのでしょう。
クリスマスまで弾けるように、11月号で取り上げました。

初心者を対象にしたこのHPのレッスンでは、市販の楽譜より、若干簡単に弾けるように編曲してあります。
それでも、それなりの雰囲気は充分楽しめると思いますので、練習してみてください。

ステップ1

今回もがんばって全曲を載せましたので、楽譜は5枚あります。
まず5枚の楽譜をプリントして、お手元に置いてください。
準備ができましたら、さっそくパソコンの音楽を聴いてみましょう。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
つむぎ歌1 楽譜
つむぎ歌2 楽譜
つむぎ歌3 楽譜
つむぎ歌4 楽譜
つむぎ歌5 楽譜
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
いかがですか。
ちょっと難しい?
いえいえいつものように右手、左手、両手と順番に弾いていけば、完成します。緑色の音符はフラット♭の音符で、黒いキーを弾きます。
下の指の位置のイラストを参考にしてください。
各音符に指の番号をふっていますが、必ずそのとおり弾かなくても結構です。指運びがどうもスムーズに行かない時には、参考にしてください。
右手の位置

右手の練習で、一番難しいのは、3、4枚目の楽譜でしょう。ここでは16分音符が続けてでてきますので、速い動きをマスターするためには、この部分だけを何度も練習します。それを部分練習といいますが、段々難しい曲を弾くようになってきますと、必ず速く弾く箇所が出てきます。何度も練習して、スムーズな演奏ができるようにしましょう。
そこを過ぎると、ゆったりしたメロディーで終盤を迎えます。

ステップ2

左手は1枚目の2段目から続くリズムをごらんください。 1拍目と3拍目に2分音符がありますので、その2分音符は押さえながら、次の8分音符をいっしょに弾いていきます。 2分音符はファードーレーラーと、1段目と同じように鳴っていて、その間にラドファ ミソドと8分音符の音を入れていくのです。 1つの音を押さえたまま、他の音を弾くのは、ちょっとむずかしいですが、慣れてくると、左手の伴奏としては効果的だということがわかってきます。 他の曲でもよく使われる奏法なので、マスターしてください。

それではクリスマスに向けて、練習を開始してください。
次回をお楽しみに。バイバイ

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