このページは、音符は読めないけど、キーボード(ピアノ)を弾いてみたい方必見です。
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<< レッスン46 シューベルトの歌曲を弾いてみよう >>
曲について
フランツ・シューベルトについては、レッスン17で書きましたので、省略します。
今回は「シューベルトのセレナーデ」について、解説します。
TVドラマ「過ぎし日のセレナーデ」で皆さんもお聞きになったことがあると思います。その他、映画「未完成交響楽」にも出てきました。
甘くせつないメロディーは、聴く人の心に響き、古くから日本語に翻訳されて、たくさんの歌手が歌ってきました。
歌曲の王と呼ばれるシューベルトは、たくさんの歌曲を残しています。
その中の最後歌曲集(白鳥の歌)の4番目に入っているのが、このセレナーデです。
(白鳥の歌)とは、白鳥は歌を歌わない鳥だが、死ぬ前に一度だけ歌うという意味だそうです。歌曲集(美しき水車小屋の娘)そして死出の旅路に向かう(冬の旅)最後はこの(白鳥の歌)です。シューベルトの苦悩の人生が伝わってきます。
セレナーデは愛の歌です。日本語で愛想曲と書きます。愛する恋人の窓の下で、愛の歌を歌ったのがセレナーデなのです。
それではさっそく音楽を聴いてみましょう。
楽譜は全部で5枚あります。全部コピーして、お手元に置いてください。
初心者でも、スムーズに演奏できるように、右手の旋律は全部単旋律にしました。左手の伴奏も和音は使用しないで、無理のないアルペジオに編曲しています。原曲のジメージも、まあまあ保たれていると思います。
あとは、やさしく、レガートに、愛を込めて演奏してください。
ではさっそく、楽譜をプリントして、パソコンの音楽を聴いてください。今回の楽譜は全部で4枚です。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
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STEP1
1枚目の楽譜を見てください。楽譜の一番下に3連符の説明があります。3つの8分音符が4分音符1つと同じ長さですから、普通の8分音符より短い長さになります。パソコンの音楽をよく聴いて、長さの確認をしてください。
弾く順序は、3枚目の最後まで弾くと、ダル・セーニョの記号があります。そこから1枚目のセーニョに戻ります。今度は2枚目のここからコーダへというところまで弾き、そこから4枚目のコーダに飛びます。そして最後まで弾いてください。
途中臨時記号も多く出てきますので、シャープ、フラットの色分けを注意しながら、演奏してください。
STEP2
右手のメロディーは、弾けるようになりましたか。そうしたら今度は左手の練習をしてください。
左手の伴奏は原曲では和音の響きなのです。一度他のネットで検索して、原曲の伴奏を聴いてみると、雰囲気がわかると思います。そして雰囲気をつかめたら、それに近い弾き方で、弾いてみましょう。
左手をマスターしたら、両手の練習に入りますが、ステップ1でも触れたように、右手の3連符と左手の8分音符は長さが違います。
1枚目の2段目を見てください。
初めの音は右と左を同時に弾いて、次は右手のシ、次に左手のレ、つぎに右手のラと交互に弾きます。それが3連符と8分音符の合わせ方ですが、慣れるまでは、不自然な流れになると思います。自然な美しい3連符を弾くには、何度も繰り返し練習することです。
この3連符の曲は、これからも出てきますので、ここで是非マスターしてください。
それでは次回は7月号でお目にかかりましょう。
バイバイ
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