このページは、音符は読めないけど、キーボード(ピアノ)を弾いてみたい方必見です。 このページは、1月に1回(毎月末)更新されます。初めての方は、レッスン1から、はじめてください。

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作曲者の紹介

スティーブン フォスターは、1826年7月4日に、アメリカ、ピッツバーグ(ペンシルバニア州)で生まれました。父は実業家、政治家で、恵まれた少年時代を過ごしました。
正式な音楽教育を受けたのは、15歳になってからでしたが、当時の大衆娯楽となっていたミンストレル.ショウ(黒人をまねた歌舞演芸)のために作詞、作曲するようになり、数々の名曲が生まれました。
後には、アメリカだけではなく、全世界で愛唱されるようになりました。代表作に、<おお、スザンナ>、<草競馬>、<オールド.ブラック.ジョー>などよく知られた曲があります。
(学生の音楽辞典 音楽の友社より)

< ステップ1 ニ長調のメロディーを弾こう>

今回は、フォスターの曲を弾いてみましょう。フォスターの曲は、数多く知られていて、学生時代に何曲かは、歌ったことがありますね。覚えやすい、美しいメロディーです。はじめにパソコンの音楽をきいてください。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)] <故郷の人々>という曲名ですが、<スワニー河>ともいいます。曲がわかったところで、楽譜を見てください。
子守り歌 楽譜

ニ長調の曲は、レ ミ ♯ファ ソ ラ シ ♯ド レ の音階で、ファとドは♯シャープ(半音上がる)です。まず、メロディー譜を見てください。同じ番号の小節で、ドレミや、指番号が書かれていないところは、記入して、完全な楽譜にしてください。たとえば、1は全部同じメロディーです。2も同様です。2段目の最後にリピート(反復記号)がありますので、もう一度はじめから、繰り返して弾いてください。
楽譜が完成したら、パソコンの音楽にあわせて、音名で(ドレミ)歌ってみましょう。メロディーが頭にはいったら、さっそく弾いてみましょう。
ファとドの音符を緑の○で囲んでありますから、シャープ(♯)黒いキーを弾いてください。位置がわからない方は、右手指の位置のイラストを参照してください。

右手の位置


右手の絵1

右手の絵2

右手の絵3

右手の絵3

< ステップ2 D,G、A7のコードを弾こう >

楽譜の左手コードのところを見てください。
ニ長調のコードはD,G,A7のコードで弾きます。ファとドの音は黒いキーを弾きます。左手コードのイラストを参照して、弾いてみましょう。

左手のコード
Dコード
左手Dコード
Gコード
左手Gコード
A7コード
左手A7コード

D,G、A7の和音が弾けるようになったら、両手で弾いてみてください。
両手をマスターしたら、楽譜のリズムパターンのところを見て、弾いて見ましょう。パソコンの音楽の途中から、リズムパターンの音が聞こえます。パソコンと同じようなリズムで、弾けるようになるまで、何度も練習しましょう。そして、最後に両手をつけて、完成です。
以前にも言いましたが、それぞれの程度に応じて弾けるようになればいいです。
とても両手では弾けない、という方もいるのですが、右手のメロディーだけでもいいと思います。

もう少し学びたい人に

フォスターの曲をもう一曲、<夢路より>という曲をやります。この曲は、「お話と音楽」の早撃ちのグレという物語のBGMにもなりました。さっそくパソコンの音楽を聞いてみましょう。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
歌のメロディーに入る前に、はじめの2小節が、イントロ(前奏)になります。歌の最後のメロディーと同じですので、注意して聞いてみてください。
イントロの部分、わかりましたか。それでは、さっそく楽譜を見てみましょう。
夢路より 楽譜
夢路より 左手の楽譜

この曲もニ長調ですね。<故郷の人々>のときと同じように、指番号と音名(ドレミ)が書かれていないところは、書き込んで楽譜を完成させましょう。
完成したら、パソコンの音楽にあわせて、メロディーを音名(ドレミ)で歌ってください。メロディーがわかったら、さっそく右手の練習をはじめましょう。この曲は、指の位置が何度も変わりますので、右手の位置のイラストで確かめながら、進んでください。


右手の絵1

右手の絵2

右手の絵3

右手の絵4

右手の絵5

もう一度、楽譜を見てください。
同じ高さの音符と音符を結ぶタイがたくさん出てきますね。3つの音符をつなげている時も、はじめの音を伸ばして弾いてください。
2に出てくるレの音は、臨時記号といって、その小節内のレの音だけ、シャープ(♯)で弾きます。
右手をマスターしたら、左手コードをつけてください。<故郷の人々>と同じコードです。コードをつけられるようになった人は、リズムパターンをマスターしましょう。パソコンのリズムを聞いて、おなじように弾いてみてください。むずかしいかもしれませんが、がんばってください。

それでは、今回はここまで。  バイバイ

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