このページは、音符は読めないけど、キーボード(ピアノ)を弾いてみたい方必見です。 このページは、1月に1回(毎月末)更新されます。初めての方は、レッスン1から、はじめてください。

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<< レッスン28 ショパンの曲を弾こう >>

作曲者の紹介

Frederic Chopin (フレデリック ショパン)は1810年3月1日、ポーランド生まれ。フランス系の父とポーランドの貴族の家柄の母との間に生まれましたが、生年月日には疑問が残るそうです。
12歳ころから作曲をはじめ、ワルシャワを中心に演奏と作曲をつづけ、1829年から国外でも活躍するようになります。
何人かの女性と恋愛、別れを経て、みなさんもよくご存知の女流小説家ジョルジュ・サンドと恋に落ちます。ジョルジュ・サンドは男性的な性格で好んで男装をしていましたが、はじめのうちはショパンの面倒をよくみました。この恋愛は1846年秋まで約9年つづきました。すでに胸を病むショパンをつれて、サンドは1838年10月から翌年2月までマジョルカ島に療養にいったり、46年までノアンのサンドの田舎の家に住まわせたりして、2人は闘病と創作に精をだしました。しかし、サンドの先の夫の子の教育をめぐって意見が対立したりして、共同生活に疲れた2人は別れてしまいます。ショパンは生活がしだいに苦しくなり、スコットランドへ演奏旅行を試みるが、結局これがさらに体に悪い影響をあたえ、パリに戻って床につき、1849年10月17日ついにこの世を去ることになります。
参考資料 学生の音楽事典(音楽の友)

ステップ1 「別れの曲」を弾こう

ショパンの作品のほとんどはピアノ曲です。
「小犬のワルツ」、「革命のエチュード」、数々のノクターン、みなさんがご存知の曲だけでも、数え上げればきりがありません。
しかしあの華麗で優雅な曲を演奏するとなると、あきらめている人も多いかもしれません。
そんな中で、初心者でも弾けるショパンを見つけました。
もちろん、原曲のままではなく、やさしい楽譜にしましたので、挑戦してみてください。
はじめに、みなさんよくご存知の「別れの曲」を弾いてみましょう。
この曲は練習曲(エチュード)の中の曲で、作品番号はop.10.no.3という曲です。ショパンの曲は「別れの曲」のように副題がついているので、より親しまれるのだと思います。
それではさっそく、パソコンの音楽を聴いてみましょう。
「別れの曲」の原曲をお聞きになった方は、わかると思うのですが、このテキストは全曲ではありません。途中の難しい箇所は、省いています。本来は右手でメロディーと伴奏も弾くのですが、ここでは右手はメロディー、左手は簡単な伴奏です。
楽譜をごらんになってください。楽譜は2枚ですね。調号は♭1つ、ヘ長調の曲です最近にしては短いでしょう。メロディー譜をごらんになって、パソコンの音楽に合わせて、歌ってみてください。
メロディーが頭に入ったら、弾いてみましょう。
指の位置のイラストも参考にしてください。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
別れの曲1 楽譜
別れの曲2 楽譜
右手の位置

< ステップ2 左手の伴奏譜を弾こう >

今度は左手の伴奏譜をごらんになってください。
ヘ長調ですので、シの音はフラット(♭)で、黒いキーを弾きますが、その他はあまり移動もなく、比較的楽に弾けると思います。途中に出てくる、ミのフラット、レのフラット、ドのシャープなどの臨時記号に気をつけて、弾いてください。

< もう少し学びたい方へ プレリュードop.28-7を弾こう>

このコーナーは久しぶりです。
この曲は以前薬のコマーシャルで流れたので、みなさん、耳にしたことがあると思うのですが、とても短くて、演奏も簡単なので、取り上げてみました。パソコンの音楽を聴いてみましょう。
いかがでしたか。ああ、あれかと思われたでしょう。あれかを演奏してみましょう。この曲は副題がついていないので、みなさん、ご自分のイメージで付けられたら、愛着がわくと思います。
楽譜を見ながら、いつものように、右手、左手と練習して、かっこよく演奏できるようにマスターしてください。
短い曲なので、いつでも弾けるようにしておくと、かくし芸にも使えそうです。

[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
プレリュード1 楽譜
プレリュード2 楽譜
右手の位置

いかがでしたか。
今回はショパンの小品を2曲お届けしました。
みなさんのレパートリーに加えていただけたら、幸いです。
それでは次回をお楽しみに。バイバイ

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