このページは、音符は読めないけど、キーボード(ピアノ)を弾いてみたい方必見です。 このページは、1月に1回(毎月末)更新されます。初めての方は、レッスン1から、はじめてください。

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明けましておめでとうございます。
「弾いてみよう」も今回で33回目となりました。
ここまでよく続けてこれたなあと、しみじみ思っています。
毎月楽譜作りに、とても時間がかかって、今月は出来上がらないかもしれないと思うことの連続でした。本当はもっと長い曲もやれればいいのですが、今の楽譜の作り方だと、このくらいが限界です。
今年もできるだけ作り続けていきますので、応援よろしくお願いします。

<< レッスン33 愛のよろこびを弾こう >>

作曲者の紹介

ジョバンニ・パウロ・マルティーニは1741年ドイツ生まれの作曲家ですが、イタリアのボローニャでの生活が長かったようです。音楽著述家、理論家、作曲家と書かれています。
1721年にフランシスコ教団に入り、25年に聖フランチェスコ聖堂学長を努め、29年に司祭となり、終生同教会の修道院で生活しました、とあるので、キリスト教に一生を捧げた音楽家でしょう。
対位法入門書や音楽史の著作に優れ、オラトリオや宗教曲、世俗歌曲、鍵盤楽器用ソナタやシンフォニーアなど多数の作品を書きました。

曲について

今回取り上げた「愛のよろこび」はマルティーニの曲の中では最もポピュラーな曲で、みなさんもメロディーはよくご存知でしょう。
歌詞をご紹介しますね。

愛の喜びはそのとき限りではかないものだが
愛の悩みは生命のある限りつづく
不実なシルヴィアのためすべてを捧げたのに
彼女は私を捨てて去ってしまった。 
野原をよぎって流れゆく川の如く果てなく
私を愛してくれるとシルヴィアは言ったが、
不実なおまえの愛は
すでに返ることなく変わり果ててしまった。
詞の内容は新年にふさわしくないかな?

ステップ1

それではさっそくお手元に楽譜を用意してください。
今回は4枚の楽譜になっています。右手のメロディー譜を見ながら、パソコンの音楽を聴いてみましょう。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)] 1枚目の楽譜の2段目に「ここから歌のメロディー」という箇所があるでしょう。その音からが歌のメロディーになります。その前はイントロ(前奏)です。
では右手の楽譜(メロディー譜)を見てください。
ヘ長調の曲なので、シの音は♭になります。緑色の音符です。途中?(ナチュラル)の音は、白いキーを弾いてください。
2枚目の2段目にソの♯(シャープ)が出てきます。3枚目のはじめには、ドのシャープがでてきます。
弾く位置のイラストで、ポジションを確認してください。
次に楽譜をよく見てください。No.1とNo.2は、4分の3拍子、イ短調ではじまります。No.3からは、4分の4拍子、ヘ長調に変わりますので、曲調の変化を注意して、音楽を聴いてください。ヘ長調になってからは、シの音は全部フラットになりますので、黒いキーを弾きます。緑と茶色の音符に気をつけて、演奏してください。
右手の弾く位置のイラスト参考にして、まず右手の練習をはじめましょう。
愛の喜び1 楽譜
愛の喜び2 楽譜
愛の喜び3 楽譜
愛の喜び4 楽譜
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
右手の位置

ステップ2

今度は左手の楽譜を見ながら、パソコンの音楽を聴いてください。
1枚目の2段目から16分音符が続いて出てきます。このリズムがこの曲のメインのリズムになりますので、スムーズに弾けるようになるまで、何度も練習してから、両手に入りましょう。左手も指の位置のイラストで確認して、フラットやナチュラルをまちがえないように弾いてください。
それでは今年もどうぞよろしく。
又次回お目にかかりましょう。
バイバイ

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