このページは、音符は読めないけど、キーボード(ピアノ)を弾いてみたい方必見です。 このページは、1月に1回(毎月末)更新されます。初めての方は、レッスン1から、はじめてください。

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<< レッスン15 オペラのアリアを弾いてみよう >>

作曲者の紹介

Verdi Giuseppe(ヴェルディ ジョゼッペ)は、1813年10月10日、イタリアのレコンコレ(パルマ)に、村の宿屋の子として生まれました。村の教会の聖歌隊に入り、10歳で教会のオルガン奏者になります。その後作曲を学び、ミラノの音楽院入学には失敗しましたが、故郷で楽長に就任、その後スカラ座での最初のオペラ<オベルト>が好評をえ、次々と作曲して行きます。 「女心の歌」は<リゴレット>というオペラの第3幕で公爵の歌うアリアです。 「乾杯の歌」は<椿姫>というオペラの第1幕で、アルフレードという若者がヴィオレッタに恋をして歌うアリアです。興味のある方は、、<リゴレット>と<椿姫>のオペラのあらすじを読んでみると、「女心の歌」「乾杯の歌」はどんな場面で歌うのかわかって楽しいですよ。 ※アリアとは、この場合オペラの中で歌う旋律的な独唱の事。
(参考資料 学生の音楽辞典 音友)

ステップ1 アリアを弾こう

ヴェルディは数多くのオペラをてがけていますが、その中でも、だれでも聴いたことのある「女心の歌」をとりあげました。おそらくオペラの中で歌われるアリアだという認識もなく、聴いていた人もいるでしょう。これを機会に、オペラの中で歌われている歌を聴いてみるといいでしょう。(インターネットでも無料で聴けます)
前置きが長くなってしまいましたが、さっそく教材の「女心の歌」を聴いてください。
[ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
次はいつものように、下の楽譜を見てください。
ブレス(息継ぎ)の印は歌う時に息を継ぐ場所ですね。弾くときも、歌うときと同じように演奏することが大事です。
楽譜の音名(ドレミ)の書いてないところは、書き込んでください。
女心の歌 楽譜

楽譜が完成したら、パソコンの音楽に合わせて、音名で歌ってみましょう。
よくメロディーが入ったら、弾いてみてください。
テンポがはやい曲ですが、はじめはゆっくり練習してください。
16分音符の3連符がでてきますね。そこも速くてとても無理だとあきらめずに、はじめはゆっくり弾くのです。何度も弾くうちに、結構動くようになるものです。
右手の指の位置のイラストを参考にしてください。

右手の位置


右手の絵1

右手の絵2

右手の絵3

右手の絵4

右手の絵5

< ステップ2 左手の伴奏をつけてみよう >

どうですか。まあまあ弾けるようになりましたか。右手が弾けるよううになった人は、左手の楽譜を見てください。今まで習ったコードばかりです。
左手の位置がわからない人は、C,G,G7、Fのコードは「レッスン2」を見てください。D,E,Amの位置は次のイラストを参考にしてください。
女心の歌 左手のコード

左手のコード
左手Am D E コード

コードが弾けるようになったら、いつものように、リズムパターンの練習をしてください。何度もでてきた、ワルツのリズムなので、わかると思います。軽いタッチで、はずむように演奏してください。

もう少し学びたい人に

 はじめに紹介したように、これもヴェルディのオペラです。<椿姫>というオペラのアリアで、「乾杯の歌」というのをやります。まずはパソコンの音楽を聴いて見ましょう。いかがでしたか。この曲も聴いたことがありますね。下の楽譜を見てみましょう。 [ココをクリック(練習曲をダウンロードして視聴できます)]
乾杯の歌 楽譜
乾杯の歌 左手の楽譜

乾杯の歌右手の絵
C7コード

音名の書いてないところは、書き込んで、楽譜を完成させましょう。パソコンの音楽にあわせながら、音名で歌ってください。この曲もテンポが速い曲ですね。16分音符もたくさん出てきます。曲の途中で、出てくる♯(シャープ)や、?(ナチュラル)などの記号は臨時記号と言って、その小節内だけに有効です。
フォルテ、ピアノ、アクセント等は強弱記号ですので、ピアノや、強弱の出せるキーボードをお持ちの方は、強弱をつけて、弾いてみましょう。
フェルマータの記号は音を長く伸ばす意味です。パソコンの音より長くてもいいと思います。
いつものように右手の位置と、左手のC7の位置のイラストを載せていますので、参考にしてください。

それでは、今回はここまで。  バイバイ

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